今時インターネットがあるので知識を頭に入れる必要はなく、それを引き出す検索能力の方が大切だと唱える人がいます。
だから学校での勉強はあまり意味がないんだと。
僕も昔はそう思っていましたが、ここ数年で考え方が変わりました。
知識が多いということは、情報の引き出しが多いということです。
情報の引き出しが多いと、外界に反応できるアンテナの数が多くなります。
つまり同じ世界を見ても、知識を多くもつ人とそうでない人で見え方が変わってくるということです。
例えば電車広告を見たときに、デザインについて学んだ人と学んでいない人では、その印象の受け取り方が違います。
デザインを学んだことがある人は広告を見て「広告の何が目を引いているのか」「どうしたらより良くできそうか」などを考えたりするかもしれませんが、学んだことのない人はそもそもそんな発想が出てこないと思います。
世界の見え方が変わることで、知識を別分野と融合させられる機会も増えると考えています。
主専攻と関係ないことでも勉強すること、学ぶこと、興味を持つことで結果的に役に立つことは多いにあるはずです。
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